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レモンのクエン酸の殺菌効果が二オイを撃退!

次に挙げる食材は「レモン」です。
レモンには、含有成分であるクエン酸の殺菌作用により、口内の細菌の繁殖を抑える効果があります。さらに、レモンの思わず口をすぼめてしまうほどのすっばさが、唾液の分泌も促します。前述した通り、唾液には口腔内の食べカスを洗い流し、細菌の繁殖を抑制する働きがありますから、クエン酸の作用と唾液分泌の促進というダブルの効果によって口内環境が整い、口臭を消すことができるのです。とはいえ、「レモンをそのままかじりなさい」と言われても、困りますよね。でも、安心してください。レモンをしぼったレモン汁にも同様の効果がありますから、果汁を料理に使うなどしてとるとよいでしょう。

レモンとパプリカのピクルス
ビタミンA・C・Eのすべてを含むパプリカと、レモンのクエン酸が体臭を防ぐのに効果を発揮。肉料理を食べるときにつけ合わせとして出せば、肉のくさみ消しにもなります。

[材料]
パプリカ赤・パプリカ黄各半個/セロリ1本/A(レモン汁大さじ1・リンゴ酢1カップ・水1力ップ・はちみつ大さじ1・塩少々・口ーリエ1枚・ブラックペッパー10粒程度)

①パプリカとセロリを細切りにする。
②小鍋にAを煮立て、①のセロリを入れて冷ます。
③保存用タッパーか煮沸した瓶に②と残りの食材を入れたら、冷蔵
庫で漬け込む。翌日が食べ頃になる。

緑茶に含まれるカテキンの優れた効果

続いて消臭食材としてオススメしたいのが、日本人におなじみの「緑茶」です。口臭の原因の1つに、舌苔に生息する雑菌が作るメチルメルカブタンという悪臭物質があるのですが、じつは緑茶に含まれる成分に、この物質を除去する力があることがわかったのです。それを実証したのは、三井農林藤枝食品総合研究所です。この研究チームは、メチルメルカブタンに緑茶の渋み成分であるカテキンを0・1%溶かした溶液を加え、どのような変化が起こるかを観察しました。

そして実験の結果、カテキンによってメチルメルカブタンがはぼ100%消えることがわかったのです。0・1%溶液というとイメージがつきにくいでしょうが、普通にいれた緑茶の濃度とほぼ同じです。つまり食事や食後、おやつの時間などに緑茶を飲むよう習慣づければ、ある程度の口臭が抑えられるというわけです。なお、カテキンにはメチルメルカブタンという特定物質の除去に限らず、それ自体に抗菌作用があるため、雑菌の繁殖が抑えられることも認められています。

緑茶なら基本的にどれでも一定の効果が得られますが、とくに三年番茶(3年間熟成されたはうじ茶)はカテキンを豊富に含み、続けて飲めば口臭の除去が期待できます。また、緑茶は飲用だけでなく、お風呂に入れて入浴剤代わりにしたり、濃い目に入れた緑茶をガーゼに含ませて体を拭くなど消臭アイテムとしても使えます。

消臭効果を高めるレシピ

プルーン入りヨーグルトきなこ
無糖のヨーグルトをたっぷり食べるのは、意外と大変なもの。乾燥プルーンを入れると甘味が加わり食べやすくなります。きなこも入ればイソフラボンと食物繊維がとれて整腸作用がさらにアップ!

[材料]
ヨーグルト200g/乾燥プルーン2~3粒/きなこ適量/オリゴ糖小さじ焔程度
①ヨーグルトをお皿に盛る。
②乾燥プルーン、きなこ、オリゴ糖を①に乗せる。
③かき混ぜたらできあがり。

時間があるようなら、前夜にヨーグルトの中にプルーンを入れておく。水分を吸ってやわらかくなり、ヨーグルトにもしっかり甘味がつく。

にんじんのヨーグルトサラダ
にんじんに含まれる成分は、ビフィズス菌のエサになり、その働きを活発にします。ヨーグルトの効果を高める理想的な食べ合わせです。

[材料]
にんじん1本/A(水切りしたヨーグルト50g・レモン汁少々・卵黄1個・オリゴ糖小さじ1・にんにくチューブ少々)/塩コショウ適量
①にんじんをスライサーなどで千切りにし、塩ひとつまみ(分量外)を入れて混ぜる。
②ボウルにAを入れてヨーグルトソースを作る。
③②のボウルに水気をしぼった①を入れて混ぜ合わせたら、塩コショウを加えて昧を調え、お皿に盛りつける。

日々の食事にとり入れたい「消臭食材」

食習慣の中にぜひとり入れて欲しい「消臭食材」と、その効果を高めるレシピをまとめておきます。第一にオススメしたい食材が、「ヨーグルト」です。私たちの腸内には100兆個もの腸内細菌が棲んでおり、菌たちはよい働きをする菌(善玉菌)と悪い働きをする菌(悪玉菌)に分けられると述べました。難しい説明は省きますが、腸内環境がよくなれば善玉菌が増え、腸内環境が悪くなれば悪玉菌が増えます。

ヨーグルトは腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を追い出し、免疫力を高める作用があります。ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内のビフィズス菌や乳酸菌のエサになり、善玉菌を増殖させるからです。腸は、体の中で最大の免疫機能を持つ臓器の1つです。腸内の環境を整えることは、免疫を高めることにつながり、ヨーグルト効果で腸内に善玉菌が増えると、腸管免疫が活性化されるというわけです。

ただし、やみくもに食べればいいというわけではありません。あまり知られていない話ですが、同じ乳酸菌でも、商品によって使われる菌の株が異なるため、腸内に働きかける作用はさまざまです。たとえば腸内の便の残留時間を短縮させたり、ピロリ菌を抑制したりと、それぞれの効果が分けられて販売されています。

ですから自分がどのような効果を求めてヨーグルトを食べるのかを考え、選ぶようにするようにするとよいでしょう。食べ方のコツは、無糖・無脂肪のプレーンヨーグルトを選び、1日に200g程度とるようにします。また、空腹時に食べると、せっかくの乳酸菌が胃酸に溶かされてしまうので、食後に食べるようにしてください。

「オリゴ糖」で腸内のビフィズス菌を活性化させる

次に調理時の工夫もお伝えします。肉じゃがをはじめ、和食では、しようゆに酒、砂糖で甘辛く調味される料理が少なくありません。しかし、白砂糖は体臭の原因になる食材ですから、砂糖の代わりにオリゴ糖を使うようにしましょう。オリゴ糖は甘味料として白砂糖の代用になる上、腸内の善玉菌であるビフィズス菌の好物ですから、増殖を促します。

ビフィズス菌が増えると腸のぜん動運動が促されるので、便秘の改善にもつながります。オリゴ糖はスーパーやドラッグストアなどで市販されており、砂糖と変わりなく使えるものですから、消臭食材の中でも、日常にとり入れやすいアイテムです。「よくかむ」ことが口臭を食い止めるということなのです。

最後に、食べ方のコツに触れておきます。唾液の減少は口臭の原因になると述べました。唾液には抗菌作用のあるリゾチーム、ラクトフェリンなどの酵素が含まれており、口腔内の食べカスを洗い流すほか、消毒して口臭を消す働きがあります。つまり唾液をたくさん出せば、口内の消臭効果が期待できるのです。そのためにも、食事はよくかんで唾液をたっぷり出すようにしてください。