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「オリゴ糖」で腸内のビフィズス菌を活性化させる

次に調理時の工夫もお伝えします。肉じゃがをはじめ、和食では、しようゆに酒、砂糖で甘辛く調味される料理が少なくありません。しかし、白砂糖は体臭の原因になる食材ですから、砂糖の代わりにオリゴ糖を使うようにしましょう。オリゴ糖は甘味料として白砂糖の代用になる上、腸内の善玉菌であるビフィズス菌の好物ですから、増殖を促します。

ビフィズス菌が増えると腸のぜん動運動が促されるので、便秘の改善にもつながります。オリゴ糖はスーパーやドラッグストアなどで市販されており、砂糖と変わりなく使えるものですから、消臭食材の中でも、日常にとり入れやすいアイテムです。「よくかむ」ことが口臭を食い止めるということなのです。

最後に、食べ方のコツに触れておきます。唾液の減少は口臭の原因になると述べました。唾液には抗菌作用のあるリゾチーム、ラクトフェリンなどの酵素が含まれており、口腔内の食べカスを洗い流すほか、消毒して口臭を消す働きがあります。つまり唾液をたくさん出せば、口内の消臭効果が期待できるのです。そのためにも、食事はよくかんで唾液をたっぷり出すようにしてください。

「発酵食品」で腸内の善玉菌を優勢に

味噌、しょうゆ、納豆、漬物、酢などの日本の伝統的な発酵食品も消臭に有効な食べ物に挙げられます。これらの食材は腸内の腐敗物質を燃焼させて善玉菌を増やすほか、全身の代謝をよくする効果があります。その中でもとくに納豆がオススメ。納豆に含まれる納豆菌は、腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を減らし、腸の活動を活発にする働きがあります。

また、味噌やしょうゆ、納豆の原料である大豆には、女性ホルモンと似た作用のある大豆イソフラボンが含まれます。大豆イソフラボンは自律神経を整える機能があり、発汗を抑える効果があります。納豆ご飯にお味噌汁をすすり、たくあんをかじる。私たちが昔から食べてきた伝統的な和食を食べれば、自然と体臭を抑えることができます。

ご存知の通り、便は臭いもの。そんな便が腸内にたまると、腐敗が進み、毒性物質を発生させます。毒性物質はニオイ物質に等しく、便臭とは厳密には異なりますが、嫌なこオイが呼気や汗から排出されるようになります。つまり便秘症の人は体臭が強いということ。そこで便秘にならないようにするため、食物繊維をたくさんとってください。すると、食物繊維によってカサ増しされた便が腸壁を刺激し、刺激を受けた腸がぜん動運動を開始して、排泄が促されます。

体臭を抑える効果が期待できる目安としては、食物繊維を1日20~25gとるようにするのが理想的です。含有量の多い食材として知られるのがごぼうなどの根菜類、イモ類、きのこ類ですが、効率よく摂取するためには、乾燥ひじきや高野豆腐、切干し大根などの乾物をオススメします。乾燥ひじきは、ごぼうのおよそ5倍にも及ぶ100g中43gもの食物繊維を含んでいますから、毎日10g程度ずつとるようにするとよいでしょう。

「体臭予防食」から「消臭食」へ!

体臭発生の予防策として、ニオイを作る食材を挙げ、食べる時のアドバイスを紹介しました。ここからは予防という姿勢から一歩踏み出し、積極的に消臭するための食事のとり方のコツを解説していきます。

野菜から抗酸化物質をとることとは、毎日の食事にとり入れて欲しいものの1つ目が、抗酸化物質を含む食品です。じつは人間の体は日々、酸化=老化しています。人体は呼吸によって酸素をとり込み、生命を維持しているため、酸化は避けられない現象ですが、一部の酸素が活性酸素に変化すると、細胞やDNAが傷つき、酸化を加速させます。

そして酸化が進むと、体臭や加齢臭の原因となります。普通、活性酸素は体が持つ抗酸化物質によって中和されるのですが、ストレスなどで大量に発生した場合、体内の抗酸化物質だけでは処理しきれなくなります。そこで食品から抗酸化物質をとり、補う必要があるのです。抗酸化物質を含む食品でとくにオススメなのが、「ビタミンエース(A・C・E)」と呼ばれるビタミン豊富な野菜です。

含有量の多い主な野菜は…

ビタミンA…ブロッコリー、ほうれんそう、にんじん、かばちゃなど(主に緑黄色野菜)
ビタミンC…ピーマン、キャベツ、菜の花、カリフラワーなど
ビタミンE…ピーナッツ、モロヘイヤ、しそ、パセリ、ニラなど

厚生労働省は、健康維持のために1日350g以上の野菜をとることを目標にかかげています。たとえば、淡色野菜を200g程度、緑黄色野菜を100g程度、残りをきのこや海藻、豆類をとるようにすると理想的なバランスで野菜がとれるでしょう。

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